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アロマの香りの凄さ

2015/09/20
アロマの香りの凄さ

実は。

私がアロマセラピストとしてお仕事していた頃、母の入院が切っ掛けに会社を退職しました。

母が脳梗塞になってしまったのです。元気な状態で一週間で帰って来れる手術内容でした。だから、私も会社に戻る気でしばらくのお休みを頂くだけでしたが、それが。

 

普通の生活復帰まで半年・一年・一年半〜二年かかると言われました。

退院の時も後遺症は重度と言われたこと今でも覚えています。

 

手術後は脳ってこともあってか、母の意識はしばらくもうろうの日々でした。

その中で私は、

ICUの時から母の好きな香りだった「オレンジ」をお湯に入れて漂わせたり、母の服に香りをつけたりしてました。病院はお見舞いのお花もダメでした。当然病院で香りを使うことは本当はダメだったと思いますが、私は五感や脳への刺激を「鼻から送りたい」気持ちで必死でした。とにかく香り使ってました。寝てる母に好きな音楽もイヤホンで耳から聞かせてました。

 

話せるようになってきても

言いたい言葉と実際出る言葉が違う

先生をお父さん。私の名前を親戚のおばちゃんの名前。

 

リハビリも同席してた中で

りんごのカードを「みかん」って。

マジで言ってんの!!!心の中は「しっかりしてよ」でした。受け止めれなかった。

 

母の中でも日々戦っていたことも伝わってきてました。思うように言えない、思うように出来ない自分。イラつく自分。ついには話すことが嫌になり対人恐怖症に陥ったり。

母も気持ち的にも落ち込む日々。覇気の無い日々。その中でも一緒に映画へ行ったり、出かけたり、美味しい食事へ行ったり、また母一人でも興味あることを見つけもらい好きなことをしてもらうこと。

そんな日々をかけて気づけば5年が経ちました。お陰さまで今は普通の生活を過ごしており、私もこうしてまたアロマの仕事ができております。サロンを始めた当初は母のこともありまだ働きに出るのは難しいから、自分のしてきたことを自宅でさせてもらおうでした。

沢山の方のお力添えの元、三年が経ちました。これからはお客様の為に本格的なサロンを目指し初めております。



入院前の母には「めんどくさい」だった香りの習慣が退院後は自ら寝るときに「アロマを使いたい」と言ってきました。

しかも「あのしてくれてた香りは何」でした。私が香りを焚いてたことだって知らないはずです。意識も無く今でも「あの頃は覚えてない」って言う頃の香りは無意識にも記憶にとどまってくれてたことが本当にビックリでした。

私の思いや行動が香りとして脳に伝わってくれてたことがビックリと共に嬉しかったです。